USストラテジック・インカム・ファンドに関しての管理人の評価情報

USストラテジック・インカム・ファンド、名前はカッコいいが



米国の様々な債券に、機動的に投資比率を変更するようなアクティブな運用をする。リスクの高い債券にも手を出すので注意。そもそもコストが非常に高く、銀行系列で購入すると金融機関にとっては多額の手数料が手に入るオイシイ商品。長期の運用成績が正直不明、購入の必要性なし。
(2015年4月時点)

●機動的に資産配分を変更って、そんな事が本当にできるとでもお考えで???



 


景気が拡大しているのに景気減速ポートフォリオとなっている不思議

※2014/4~2015/4の成績を元に算出

・運用(価格の上昇含む)利回り約18%に対して、現時点の分配金利回りは8%
・チャートのみで判断すると分配金は健全な状態に見えてしまう
・投資先の利回りが低いにも関わらず決算上の数字では配当収入で補えている謎の状況
・売買損失が膨れ上がり、運用益の積立金である分配準備積立金が徐々に減少



USストラテジック・インカム・ファンドは、主に米ドル建ての米国債券(米国の国債、政府機関債、モーゲージ債、投資適格社債、ハイ・イールド債等)に投資する投資信託です。 最大の特徴は、各債券のアロケーション(投資比率)をアクティブに変更する点です。

各債券のアロケーションの変更の例


景気サイクルってだいたい5年~8年程度ですから、たったの10年しか運用しない当ファンドでは、そんなに変更する必要は無いし、意味あるのか疑うよね。

実際の運用を確認してみると、過去2年間で激しく投資配分を変更しているようです。例えば国債の比率が20~40%と変動が激しいです。過去2年間は、米国経済が回復局面にあったと思いますから、ここまで変更する必要が本当にあるのか、正直疑問です。

各債券種類への投資比率の推移


2015年2月27日時点の状況をチェックしてみます。下記を見ると国債とモーゲージ債の合計が62%になっています。投資適格債券とハイ・イールド債券が合計30%程度になっていますから、守りの姿勢になっているという事です。

2015年2月末時点での各債券への投資比率


これって「景気減速局面」の配分比率ですよね。管理人、うーん、米国は利上げが始まりそうなくらい経済は好調だと思うですが・・・ 。

このようにアクティブに大胆に資産配分を変更する投資信託で、運用がマトモに機能している事例はほとんど見かけないので、この投資信託がきちんとした運用成績を上げられるのかどうか、さーて、10年後の結果を楽しみにしている事としましょうか。

ところで、この投資信託の10年後の運用を楽しみに待つとして、10年後、私もあなたも、このファンドの運用結果が良かったのか悪かったのか、どうやって判断しますか?

実はこの投資信託、アクティブ運用ですが、ベンチマークが存在しません。したがってこの投信のファンドマネージャーがマトモな運用をしたのかどうか、最も重要な判断材料が、我々個人投資家に無いという事になります

このような投信への投資は、ファンドの中身をきちんと判断できる能力のある、洗練された投資家以外は、避けるべきです。少なくとも銀行の店頭でおススメされて、なんとなく買っちゃうような投資家は、投資無用と心得ましょう。

しかしながらお金は350億円程集まっているようで、純資産総額の伸びは右肩上がりです。騙される投資家が多いのか、洗練された投資家が多いのか、あなたはそのどちらだと思いますか??



USストラテジック・インカム・ファンドの概要

購入手数料:上限3.24%(税込み)
信託報酬:年率1.2892%(税込み)
信託財産留保額:なし

分配金の取扱:年12回
償還日:2023年2月23日(設定日 2013年3月8日)
運用:DIAMアセットマネジメント株式会社



USストラテジック・インカム・ファンドの購入先

USストラテジック・インカム・ファンドで分配金を得たい場合、金融機関ごとに手数料が異なります。少なくとも一番手数料水準の低いところで買うべきです。

手数料1.62%SBI証券楽天証券カブドットコム証券
手数料2.592%ゆうちょ銀行
手数料3.24%みずほ銀行


 続き:USストラテジック・インカム・ファンドの運用報告書よりも


 

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