ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンは成績悪くてコストが異様に高い

(2017年12月時点)

ほぼ米国のバイオ銘柄に集中投資させられるリスクの高い投資信託。そもそも参考指数に運用成績が負けているので、アクティブファンドとしては失格。この時点で投資価値なしと断言できる。コストも超高いので、長期運用では不利。しかもリスクが高くて価格の変動が大きすぎるので、初心者は耐えられるのか?

ワールド・ゲノムテクノロジー・オープン


  • テーマ型ファンドを過熱感高まった天井園で買う事が多いのでおススメできない
  • 米国への集中、更にはバイオ銘柄に集中、リスクの塊であることお忘れなく
  • 運用指標の参考指数に長期で負けていると思われるダメ投信
  • 猛烈に高いコストを取られる事を考えると、まさしくボッタクリ投資信託


 


あまり感心しないテーマ型投資信託で米国に集中投資する形に


ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンの投資対象は、世界のバイオテクノロジー関連企業の株式です。本ファンドには為替ヘッジありのAコースと、為替ヘッジなしのBコースがありますが、両方とも中身は同一なので、本ページでは一緒のものとして説明します。

特定業界の銘柄群に投資する投資信託は、資産運用の世界でテーマ型ファンドと呼ばれます。ただ、テーマ型の投資信託は過熱感の高まった天井園で売れ筋になるため、カモになった人が損失を出すことが多い傾向にあります。従ってテーマ型投資信託は、初心者は極力避けたほうが良いといえます。

ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンの投資スタイル


ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンは、「世界のバイオテクノロジー関連企業の中から高い成長が期待される企業の株式を医学・薬学的視点から調査、評価して、投資銘柄を選定」するそうです。つまり将来的に成長性がありそうな会社を選ぶという事です。

なお世界の会社と言っていますが、実際にはアメリカの企業が9割近くを占めています。世界というよりは、「米国の」バイオ企業に集中投資すると思った方が良いでしょう。

ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンのポートフォリオ



参考指数に負けるアクティブ型投資信託には、投資価値がない


ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンは、参考指数(ナスダック・バイオテック指数)を上回る運用成績を目指すアクティブ型投資信託です。したがって、まず投資判断としては参考指数に勝てているのかを見るべきだと言えます。しかし、直近1年の運用成績は参考指数に負けています。

ワールド・ゲノムテクノロジー・オープン(Bコース)の基準価額と参考指数の推移
(為替ヘッジなしのBコースの成績ですが、為替ヘッジありのAコースも同じような傾向です)


設定来の2003年からの比較を見たかったのですが、ケシカラン事に、野村アセットマネジメントではそのデータをオープンにしていません。という事は「見せたくない」のだとしか考えられませんので、クズファンドである可能性が非常に高いと思います



シンプル過ぎるほどシンプルなインデックスファンドに成績がボロ負け


そもそも米国だけに絞ったり、バイオ企業にだけ集中投資する必要は、まったく無いと管理人は考えています。長期分散投資は、地域の分散と投資セクターの分散が基本です。米国へ一点集中してバイオセクターのみに投資する訳ですから、とんでもないリスクを背負っている事になります。

このリスクを低くするには、単純に世界の先進国の株に投資すれば良いだけです。例えば代替案として、先進各国にシンプルに分散投資できる低コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(信託報酬0.189%)と、直近3年のパフォーマンス比べてみます。

ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンBコースとインデックスファンドとのリターン比較
(為替ヘッジなしのBコースでの比較です)


直近3年で、ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンがマイナスの運用成績に低迷しているのに対して、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドはプラスです。

買付時にワールド・ゲノムテクノロジー・オープンは3%の手数料が必要ですから、現実にはインデックスファンドに比べて更に大負けしている事になります。

また、標準偏差の数値(基準価額の値動きの大きさ=リスク)に注目です。ニッセイインデックスファンドよりも、非常にリスクが大きいことが分かります。

つまり、ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンはインデックスファンドに比べて、大幅にリスクを取っているにも関わらずパフォーマンスは下だという事であり、割りに合わない投資をしている事となります。

と同時に、このような集中投資をしてリスクを過大に取った投資は、どこで利益を確定するのかが極めて重要になります。こんな投資信託は投資の上達者はまず買いませんから、となると野村證券の口車に乗って本ファンドを買ってしまったような初心者は、非常に困難な投資をしている事になっているはずです。



ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンの概要


購入手数料上限3.0%(税抜き)
信託報酬年率1.9%(税抜き)
信託財産留保額:な0.3%
決算:年1回(11月の18日)
償還日:平成35年11月20日(平成15年11月19日設定)
運用:野村アセットマネジメント株式会社

それにしても、とんでもないボッタクリレベルの高コストで呆れます。運用成績が目標に達していないのですから、こんなものに高い金を支払っている連中は、アホとしか言いようがありません。ご自身の投資がいかにダメなのか、よくよく自分の胸に手を当てて考えてみて下さい。



ワールド・ゲノムテクノロジー・オープンの購入先


それでもワールド・ゲノムテクノロジー・オープンを買いたい人は、野村證券に手数料3%を支払って購入して下さい。野村證券は大喜びするはずです。証券会社を無条件に儲けさせてあげたい人にとって、本ファンドはまさに最適な投資信託と言えます。


 


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