ワールド・リート・オープン(毎月決算型)・・・最低の投資信託だ

(2016/2~2017/2の成績を元に算出、2017年2月時点)

5000億円以上の純資産を誇る超人気ファンド。単純に世界の不動産投資するだけの取り柄の無い超高コスト投資信託。低コストなインデックス型ファンドにパフォーマンスで負けているので、投資価値は皆無と言える。しかも凄まじい過剰分配で偽りの分配利回りを継続中。実態を知らないカモ投資家のお陰でいまだに売れ続けている、金融機関にとって「美味しい」投資信託だ。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)

  • 配当利回りは5%程度なのに分配金利回りが26%と、それだけでアホらしすぎる
  • 分配金の出し方も、不健全な状態で運営されている
  • 同じ運用目標のインデックスファンドに大敗する、無価値なアクティブファンド
  • インデックスファンドに比べて、コストが3倍以上もする酷さ


 


ワールド・リート・オープンは運用目標を大幅に下回る酷い投信


まず、ワールドリートオープンの概要から

本ファンドの収益源は、不動産の家賃収入です。不動産収入は非常に安定しており、かつ価格の変動も一般的に小さい事から、毎月分配型投信の投資対象としては非常に良いと思います。

地域に関して見ると、半分以上がアメリカです。これも評価できるポイントです。アメリカは基本的にインフレ政策を取っており、不動産には有利に働きます。また、移民政策が強く働いているために、安定した家賃収入が見込めると感じます。

世界で最も不動産投資が充実している国がアメリカなので、ここを利益の源泉とすることは投資の道に反していません。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の投資先ポートフォリオ


年間の収益性も確認してみましょう。ま、こんなものですよね。リートは株とかなり似たような値動きになるので、相場が急変した年にはマイナスになっています。基本的には長期で右肩上がりになるものの、年によってはマイナスになるのは相場の常です。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の年間収益率の推移


とまあそんな事は実はどうでもよく、本ファンドの重要な点は、次の部分です。ワールドリートオープンはアクティブファンドであり、以下のような取り組みを行う事で、市場の平均的な数字(運用目標)よりも高い成績を叩き出すことが求められています。

アクティブ運用のワールド・リート・オープン(毎月決算型)



運用目標に対して目標が大幅に未達成な状況

では、アクティブ運用の投資信託として、運用目標に対してどんな成績を収めているのか、見てみる事にします。運用目標は、参考指数としてS&P先進国REIT指数(配当込み)が設定されています。(販売資料や交付運用報告書には記載されておらず、非常に不誠実な投資信託です)

アクティブ運用ならば、この運用目標を上回って、初めて存在価値が出てきます。猛烈に高いコストも、良好な運用成績があって初めて正当化できます。

今回、S&P先進国REIT指数に純粋に連動するインデックス運用の投資信託は無いため、そしてワールドリートオープンにはごくわずかしか日本のリートへの投資が無いため、ここでは日本を除く先進国のリートに投資する、SMTグローバルREITインデックス・オープンと比べてみました。

SMTグローバルREITインデックス・オープンと、日本のリートのリターンは、3年でほぼピッタリ同じ程度なので(2月時点)、仮に日本を含めての比較とした場合にも、下記の右端の数字はほとんど同じところに来ます。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)とSMTグローバルREITインデックスとのリターン比較


という事で結果を書くと、ワールドリートオープンの運用成績は非常に悪く、アクティブ運用の投資信託としては完全に失格だと判定できます

図示できませんが、過去3年だけでなく5年のスパンで見た場合はもっと大きな差で負けています。このような投資信託に高いコストをかけて投資する理由は、全くありません。




分配金利回りと健全性、リターンに対するリスクの割合をチェック

次に、ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の分配状況です。直近1年では毎月70円の分配を行っていましたが、ついに50円に減額され始めました。設定来からの履歴を見ると、55~75円の間で分配金が変動しているようです。毎年700~800円台の分配金を出しています。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の分配金履歴


実際の分配金利回りの推移を確認してみましょう。 2015年度当初、分配金利回りは約15%でしたが、基準価額が下落したことで利回りが急上昇、2017年2月時点で25%に達しました。

もともと人気のある投資信託でしたが、表面的な利回りが高くなったことで、分配金利回りと配当利回りの違いも分からないしょーもない人々のお金が、更に集まり続けているようです。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の分配金利回りの推移


投資先であるリートの配当利回りは5.6%ですからね、これで分配金利回りが25%になっていること自体、「変だな」とすぐに分からないと、投資家としては完全にカモネギ状態になります。


ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の投資先の配当利回り


分配金利回りが25%なんて数字を見た瞬間、「これはとんでもないタコ足分配の投資信託だ」と感じなければなりません。それを簡単に調べたい場合は、分配原資の内訳を見ると良いです。

ワールドリートオープンの場合、分配金が70円にもなるのに、毎期の収益は数円から数十円しかありません。となるとこの非常に大きな差額はどこからやって来るのかが問題になります。

毎月分配型投資信託は、「それ」がどこからやって来るのか、実は正確にはどこを読んでも答えが出ていないという大きな問題が有ります。投資家として極めて常識的に判断すると、十中八九、投資家の元本を毀損する、タコ足分配が行われていると想像することになります。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の分配原資の内訳


それにしても、ほとんど毎月の収益でカバーできていない投資信託です。かなり酷い数字だと思います。それを知っていながら、大幅に基準価額が下落するような過剰な分配を行っている姿は、金融機関としてあるまじき行為だと思いますね。金融庁の見解でも聞いてみたいくらいです。




ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の概要

購入単位:1万円以上1円単位
購入手数料上限2.7%(税込み)
信託報酬年率1.674%(税込み)
信託財産留保額:なし
償還日:無期限(設定日 平成16年7月2日)
運用:国際投信投資顧問株式会社

最後に、コストについて。今まで見てきたように、最低の投資信託であるにもかかわらず、毎年必要となる信託報酬だけは、偉そうに高額です。

毎年1.6%ものコストを取られていたら、10年間であなたの投資元本は16%もコストで減る事になります。このような投資は金融機関だけが一方的に有利であり、運用成績や分配方針が最低最悪なのであれば、決して買ってはならない典型的な投資信託と言えます。




ワールド・リート・オープン(毎月決算型)の購入先

購入手数料は証券会社で大きく変わってくるため、注意が必要ですね。購入できる代表的な証券会社は次の通りです。購入したい人はどうぞ。下記以外は、購入手数料として2.7%も取られる可能性が有るので、どうぞ注意してください。

手数料なしで購入できる先SBI証券楽天証券フィデリティ証券カブドットコム証券



 


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