ラップ口座を利用する気が失せるコストの異様な高さについて

ラップ口座はつまり、投資における心療内科だ!

銀行で販売されているラップ口座は「ぼったくり商品」

例えば三井住友銀行さんが、自信を持って提供しているSMBCファンドラップ。管理人も、銀行ならば信用するに足るサービスなんじゃないかと、一縷の望みは持っていました。




ですが、実際に蓋を開けてみると唖然とする事の連続。投資家の知りたい情報が整理されてない上に、採用されている投資信託の運用成績がボロボロだったのですから

⇒ 参考コラム:SMBCファンドラップを辛口評価・・・価値なし!


この段階でラップ口座など絶対に使うものかと心に決めましたが、そういえばトータルのコストはどうなっているのかまとめていなかったので、本ページを作成した次第です。

 

三井住友銀行のラップ口座コスト体系が、やっぱり残念だった件

三井住友銀行の提供している富裕層向けサービス、ラップ口座のコストは、下記のようになっています。野村證券も同様でしたが成功報酬併用型」と「固定報酬型」の2つのコースから選択が可能ですね。

 


ただし実際の報酬体系は委託する資産が多いほど、支払う報酬額(年率)が少なくて済むようなサービス設計になっています。まぁラップ口座を提供している金融機関は、どこも同じようなスタンスという事です。




当然ですが金融機関が違えば取り扱う投資信託も異なりますし、必要な報酬額も変わってきます。とりあえず三井住友銀行のラップ口座を利用すると、想像通り、コストが結構必要になるという事が分かりました

では参考に、野村證券のファンドラップとコスト体系を比較してみましょう。例えば1000万円の資金を、両金融機関のラップ口座に預けて、固定報酬制、かつリスクを積極的に取る(100%外国株)場合で検証です。

ラップ口座 基本報酬率 信託報酬 実質コスト 備考
三井住友銀行 1.512% 1.372% 2.884% SMBCファンドラップ・新興国株利用
野村證券 1.7064% 1.4% 3.1064% プレミアプログラム・積極型タイプ
野村ファンドラップ外国株Bコース利用
※三井住友銀行では、預け入れ純資産残高が2000万円未満とする
※野村證券では、預け入れ純資産残高が5000万円未満とする



上記から分かる事は、運用成績が良かろうと悪かろうと、三井住友銀行であれば毎年約29万円、野村證券であれば約31万の経費を、支払う必要があるという事です

感覚的に表現すると、市民の1カ月分の生活費くらいは金融機関側はノーリスクで取れる、という訳です。美味しい商売です。

野村證券のラップ口座のコストは高いですが、三井住友銀行のコスト水準も、負けず劣らず非常に高額です。世の中の投資信託で、年間に必要になるコスト(信託報酬等)がここまで高い水準の商品はあまり見当たりません。

購入手数料が不要とは言え、毎年必要になる経費がここまで高いと、運用成績がへぼい分だけ、ぼったくり商品なんじゃないかと思ってしまいますね



ラップ口座の高コストが、一瞬にして分かる一覧表

野村證券も三井住友銀行のラップ口座も、採用している投資信託の運用成績は平凡だった、というか、ほとんど市場平均に対してにボロ負けだった上に、年間に必要なコストが、超高額な訳ですね。

⇒参考:SMBCファンドラップを辛口評価・・・価値なし!
⇒参考:野村證券のラップ口座で売られている投資信託


金融機関側のセールストークは、購入手数料が不要という点と、優秀な投資信託を利用できる点でしょうね。(まぁ実態はほぼ優秀ではないのが、上記リンクで分かります)

一応ですが、ごく一般に売られているインデックス型の投資信託、さらには普段管理人がボッタクリレベルだと断じている、高コストの毎月分配型投資信託と、コストはどの程度違ってくるのか気になりましたので、念のため一覧表にまとめます。  

? 高コストの毎月分配型投資信託 野村證券 三井住友銀行
ラップ口座商品 インデックスファンド ラップ口座商品 インデックスファンド
野村ドイチェ好配当インフラ関連株投信(米ドル) 野村ファンドラップ外国株Bコース eMAXIS全世界株式インデックス SMBCファンドラップ・新興国株 Funds-i新興国株式
ベンチマーク - MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本・円換算ベース) MSCIエマージング・マーケット指数(円換算)
購入手数料 3.78% なし なし なし なし
年間に必要な経費 2.464% 3.1064% 0.6% 2.8836% 0.6%
信託報酬+ラップ口座の手数料。それ以外は信託報酬のみ。



上記のコストを見ると驚きです。高額な毎月分配型投資信託よりも、ラップ口座のほうが、年間に必要なコストが高くなるのですね。末永く安定的な収入源を得るという意味では、金融機関側にとってはドル箱商品になるかもしれません。

なおインデックス型の投資信託を採用すれば、上記のようにコストが約1/5まで圧縮可能ですね。資産額や長期的に運用する事を考慮すると、ラップ口座の利用価値は全くないと言えると思います。

どうしても、本来不要な多額な経費を支払ってでも、対面で精神的なサポートを受けたいというお方くらいなら、利用しても良いかもしれません。

しかし、そんなのはもう、投資ではないと思いますね・・・。いちいち人にあれこれと聞かなければ投資できないのだとしたら、ラップ口座というのは投資家のための心療内科だと思ってよいかと思います。



 




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