ラップ口座手数料など比較するまでもなく、普通の投信にメリット

イメージから入ると、失敗する可能性がある

資産運用や投資で本当にお金持ちになった人って、想像できますか? 本当に投資で成功している人は質素倹約に努めて、自分自身で稼ぎ出したお金を投資資金にして、投資関連の勉強を猛烈にやった上で、自分自身の判断で投資します。

(ギャンブルの才能があって、投機的な行為で大金持ちになったお人達は別。これは別格。)

おそらく、お会いした時の外見などや雰囲気を見ただけでは、お気づきにならないかもしれないですね。彼らは複利の効果による資産の膨張効果を熟知しているために、無駄なお金を一切使いません。ましてや金持ちのように振る舞う行為は投資行動として害悪と知っているため外見では判断できないのです。

逆に外見や雰囲気を過剰に演出している(高級感いかにも博識そう、など)輩は、あなたを騙して手数料をガッポリと、ぼったくる事が本業ですからね。(こいつみたいに)

 
 (注:上記の写真は、あまりに極端な例です)


投資信託の世界も、コレに非常に似たような状況になっています。金融関係者の信頼できそうな営業マンによって、毎月分配型投資信託のような庶民の欲望を「がっちりと鷲掴み」した商品がバンバン売れている訳ですから。

そんな状況の中、金融業界も利益を増やすために新しいビジネスの柱が欲しい中で目を付けたのがラップ口座です。

この商品、実に上手に仕組まれていて、下手すると「笑顔で感謝して」詐欺にあっている事(手数料をがっぽりと取られている事)が非常に分かりづらい仕組みになっています。

世の中で一番タチが悪いのは、サギられている事に気づかない事ですからね。コレ覚えておいておいてくださいませ。

毎月分配型投資信託って、分配金を過剰に出して利回りを上げて、人を集める訳です。ですが1~2年すると、さすがに変だと気づく訳ですね。

販売の爆発力はありますけど、継続しない。これでは金融機関のビジネスとして、安定しない。激しく売れた年度もあれば、相場の環境で売れなくなりますからね。

それに比べてラップ口座は、毎月分配型投資信託とは正反対の紳士的なサービスを売りにしている訳です。毎月分配型投資信託で嫌な思いをした人は飛びつくサービスかもしれません。

営業マンも簡単だと思いますよ。環境が整っていますから。毎月分配型投資信託で短期間に取れるだけ手数料を取って、おかしさに気付いたお客を次にラップ口座に誘導して、末永く囲う戦略かもしれませんね。

で、私たちはカラカラのボロ雑巾のようになるというわけです(笑)


 

ラップ口座の手数料体系を徹底的に評価してみた!

ラップ口座の投資信託がどうしようもなくヘボい事はご説明しましたが、逆に手数料体系は、相当考えられて作られていますね。ビジネスとして上手。

ラップ口座は、投資信託の購入手数料が不要ですから、一見すると大変にお得に見えます。さらに、「固定報酬制」の方が「実績報酬併用制」に比べて、毎年支払う固定手数料が最大で0.2%も高くなっています。

「実績報酬併用制」では、儲かった利益から約10%程度も金融機関に献上するので、「固定手数料が若干高い「固定報酬制」が選ばれる事になる事でしょう。

なぜか。利益の10%も取られるイメージは、感覚的に負担が大きく見えるからです。

見た目では、利益の10%って大きいぞ!!と思いますけど、これは実際には本当になのでしょうか?? 管理人、冷静に考えてみました。すると意外な事実が!!!

  


上記を見ると、確かに運用益が2%程度なら同じような手数料を支払う事になりますね! 変な期待!?をさせておいて申し訳ないのですが、上記の数字だけ見ると固定報酬制を選んだ方がお得?かもしれません。

(実際は3か月毎の評価結果で費用計算されますから上記のように単純ではないかと)

ただ確実に言える事は、成績が乱高下しやすい運用益から多額な手数料を取るよりも、毎年一定の固定手数料を取る方がビジネスとしては優秀だという事です。

だって、世の中の環境にあまり振り回されませんからね。分配金と同じで、会社も定額報酬は魅力的って事ですよ。じゃあ具体的に、人気のある「固定報酬制」の手数料を再度確認してみましょう。




とりあえず、5000万円以下の場合で見ると、ポートフォリオの中身にも寄りますが1%~1.7%の手数料が必要になるという事ですね。

ですが、実際には投資信託毎の信託報酬も必要です。間接的に費用が必要なので、表面に現れず分かりづらいですが重要です。

そこで、話を簡単にするために「積極的」なポートフォリオが外国株式100%だったと仮定して考えてみる事にしましょう。そうすると、ラップ口座を利用する手数料は約1.7%ですね。 次にコース毎の投資信託の信託報酬を見て行きましょう。







コースによって、同じ外国株の投資信託でもインデックス運用型か、アクティブ運用型かによって信託報酬は違います。

インデックス運用型の場合は約0.4%程度、アクティブ運用型の場合は最大で1.4%です。さて、これで最終的に我々が本当に支払っている手数料が判明しました。下記をご覧ください。




なかなかの驚きの数値です。一番最初の購入手数料が不要だとしても、毎年常に最大で3.1%の手数料を支払い続けるというのは、かなり大きな出費だと思います

インデックス型のバリュープログラムであったとしても、最悪2%以上もの実質コストがかかるというわけですから、驚くやら情けなくなるやら・・・・。

これはポートフォリオが外国株式100%の場合であり、実際の割合は少ないので上記は最悪値になります。おそらく、ここまでリスクを取るポートフォリオにはならないと思いますが、今後の比較を簡素化するために算出しています。



ラップ口座の手数料体系を比較してみた!

これまでに、ラップ口座を利用する事で本当に支払う手数料を見てきましたが、ポートフォリオの構成によっても変化してくるために確かに判断が難しいかと思います。

過激にリスクを取った、高額な信託報酬が必要な投資信託を利用すれば、数字が悪くでるだろ!!」と、なぜか金融機関側の肩を持つような発言をする方もおられるかと思われますので、比較が必要ですね!!

そこで、下記で比較をしてみましょう。ラップ口座は、プレミアプログラムの外国株式投資信託(ヘッジ無し)。インデックス投信は、上記ラップ口座の投資信託の代替が可能なもの。アクドイ投資信託商品は、野村證券で買付金額一位(2014年度8月時点)の野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドルコース)毎月分配型を選んでみました。  

ラップ口座の投資信託などの詳しい解説記事は、コラム「野村證券のラップ口座で売られている投資信託」をご覧ください。

さえ、下記のように分かり易く一覧表を作成しました。




うーむ。上記を見るとアクドイ毎月分配型の投資信託を選ぶより、ラップ口座で必要な毎年の手数料が高いではないですか!!!

2年目以降は、ラップ口座の手数料収入の方が圧倒的に(金融機関にとって)有利になりますから、ほんと金融機関からすると美味しいビジネスですね。

ちなみに、運用成績を比較してみました。野村ドイチェは問題外の成績になりますが、ラップ口座の投資信託とインデックス運用型の投資信託は、ほぼ互角。




ここで、毎年必要となる経費分だけ運用成績に差が出て来ます。簡単に計算すると、2.5 %も経費に差が出るという事は、毎年この手数料の差だけ資産に影響を与えるという事ですね

※なお、モーニングスターの比較ではラップ口座の手数料の影響は見えませんから要注意ですね!!

ほんと、ラップ口座は不要な存在だと思いますね。なお、バリュープログラムを利用したとしても、下記のように年間の必要経費は大きな差が出ますからね!



手数料の違いが資産に大きな影響を与える事を認識してるのか??

手数料の違いって、かなり資産運用に影響を及ぼすってことを認識していますか??

参考に、今回の「アクドイ投資信託商品」、「ラップ口座商品」、「インデックス型投資信託」 で必要となる年間の手数料が、投資資金にどのような影響を及ぼすか実際にグラフを見て確認してみましょう。




投資資金は1000万円。もしも、毎年の運用利回りが0%だった場合の結果です。言い換えると、年間の手数料は下記のような下落圧力を常に掛け続ける事になりますね。




これは、かなり大きな影響ですよ!! 毎年必要な手数料を最低限は運用で稼がないと、資産は確実に減っていく訳ですからね。

それにしても、ラップ口座酷いですね。1000万円のお金を託すと、野村證券さんに20年間で半分の約500万円も手数料としてプレゼントする訳ですからね。良いお客様ですね。きっと、あなたに対するサービスも年々向上する事でしょう。



結局は、金融機関にオイシイ商売なのだ

随分と長いコラムにお付き合い頂きましたが、ラップ口座の真の姿が理解できましたでしょうか? ラップ口座専用の投資信託が相当へぼい事も大問題なのですが、ラップ口座で徴収される毎年必要となる手数料も酷い状態です。

ポートフォリオ全てをチェックした訳では無いので詳細な事はお答えできませんが、同じような投資信託を選ぶとしても、高額な費用を無駄に支払う事になります。

毎月分配型投資信託も商品として、かなり如何な物かと思っていましたが、ラップ口座もアクドさでは負けていません。どう考えても金融機関側の新たな「手が込んだ手数料稼ぎのビジネス」ですね。

まぁ対面式ですから3か月毎に営業マンにお会いして、上手い事お話を丸め込まれて日々が過ぎて行く事でしょうね。時間は取り返せません。現実をしっかりと見て欲しいと思います。


 




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