好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)・・・投資価値皆無の超ダメ投資信託

(2016/1~2017/1の成績を元に算出、2月11日)

為替取引だけでなく、為替・株式を利用したオプション取引を抱き合わせた4階建て金融商品。リスキーなデリバティブ取引を多用したにも関わらず、参考指数に超惨敗するゴミ箱行きファンド。カモとなる庶民を集める為に尋常でない過剰分配で50%近い利回りを達成、その後に猛烈な減額を行ったが、それでもたこ足分配が続く。残念ながら人気が高まらず、83億円の純資産が35億円までに減少。

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)

  • 運用益から算出した適正な分配金利回りは約10%だが、現実は22%
  • 月230円の異常分配から月80円に減額にも関わらず、それでも過剰分配
  • 過剰分配の影響で基準価額の下落が止まらず、基準価額の回復は夢物語だ


 


大前提、これが理解できない人は半径1メートル以内に近寄らない事


好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコースは、以下の4本の収益源からなる投資信託です。(だから愛称がUS4ストラテジー)

①米国の相対的に利回りが高い株式等(不動産投資信託も含む)
②対象株式のオプション取引(コールの売)
為替取引による金利差収入
④対象為替通貨のオプション取引(コールの売)


(上記の4本柱に加えて、単純に為替差益も狙いますので、正確には収益源は5本あります。)

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)の収益の源泉


管理人も、何が何だか分からなくなるほどの、猛烈に複雑な投資信託と言えます。

ところで上の図をよく見て下さい。2つのところに「相殺効果」なる言葉が使われています。意味を超簡単に説明すると、株価が大きく上昇するとオプション取引で大きな損失を受けます。現物株は株価の上昇益を得る事は出来ますが、オプション取引の損失と相殺されます、という事です。

管理人的には、上記の内容では正直満足しておらず、相殺できずに損失額の方が大きくなるのではないか?と思っています 少しオプション取引のコールの売りについて概念図を下記に示します。

 オプション取引で損失が無限大になる可能性


つまり、利益は限定されるが損失は無限大という事です。上記文章にある株価の上昇が続けば、オプション取引での損失はうなぎ登りに大きくなるという事です。

相場の世界ではコツコツ利益を積み重ねて、一発の大きな損失で全ての利益を吐き出してしまうパターンが、負け組投資家に多いのです。

コールオプションの売りを採用している段階で、株価の上昇益は放棄している訳です。当然、株価が下がるとオプション取引で損失は発生しませんが、実物株式での損失が増大します。

よって、極論を言うと、実物株式とコールオプションの売りでの利益を最大化したい場合、株価は動かない方が良いのです。そんな事は不可能ですし、相場というものは急に大きく上昇したり、大きく下落したりするものです。

難しい事を組み合わせるのは凄いと思うかもしれませんが、世の中シンプルが一番です。というか金融の専門家でない限り、こんなものは全く理解できないと思います。

「理解できないものに投資してはならない」という投資の大原則も考えてみると、好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコースなんてのは、絶対に買ってはならない投資信託の典型例になります



運用成績は最低最悪、見るも無残な状況


投資信託を選ぶ時、自分が理解できるものに投資をするのが大前提な事は、上の項で書きました。それ以外にも2つあり、1つはコストを重視する事(本ページ下段で言及します)、そして運用目標に対する実績を見る事です。

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(US4ストラテジー)は、市場の平均的な数値を上回る成績を出す必要がある、アクティブ運用の投資信託です。したがって、ベンチマークや参考指数に対しての実績を、必ずチェックする必要が有ります。

なお、最近のアクティブ運用の投資信託は、酷い運用成績を隠すためなのか、ベンチマークや参考指数が設定されていないダメ投信が多数あります。そのようなものは、今後のあなたの運用パフォーマンスを測定できませんから、決して買ってはなりません。

それでは好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(US4ストラテジー)の参考指数は、S&P500指数(配当込み)との過去3年のパフォーマンスを比較した図をご覧ください。

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)と、参考指数との対比


もう圧倒的大差で、参考指数に惨敗しています。怪しい取引を多数抱き合わせした挙句、想像を絶するヘボいパフォーマンスを叩き出している訳です。管理人も多数の投資信託を見てきましたが、ここまで酷い成績の投資信託は、他に記憶にないくらいのダメさ加減です。


これが、プロの運用者の仕事でもあり、正直、苦笑いするしかありません。これだから、世の中の多くのアクティブ運用の投資信託はインデックスファンドに勝利するのは困難、と言われる所以ですね。



好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(US4ストラテジー)の分配金も、相変わらず酷い


最後に、好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコースの分配状況です。実は設立以来、2年間は月230円の分配を続けていましたが、2015年中旬から急に減配方針に舵を切り始め、現在では月80円の水準にまで落ち込んでいます。まだまだ減配する可能性は高そうです。

そもそも50%近い利回りだった時点で、怪しさ満載です。現在でも利回りが21%近くあり、明らかに裏で小細工をしている投資信託としか言いようがありません。

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)の分配金と分配金利回りの推移


過去1年間の運用成績は10.7%とまずまずの状況にも関わらず、運用利回りを遥かに上回る22%の分配金利回りですから、基準価額は下落しています。分配金を減らしてもこの状態ですから、基準価額の上昇は、今後も期待できません。

分配金の内訳もご覧ください。分配金を減額している状況にも関わらず、いまだに過剰分配状態が続きています。 80円の分配金に対して、収益で60円台後半しかカバーできていません。

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)の分配原資の内訳


・・・という事は、月230円の分配金を出していた時期は、凄まじい勢いで投資原資を取り崩していたのでしょうね。本当に投資価値がない金融商品です。

運用会社の損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社、あるいはこんな投資信託を作れと号令をかけた販売会社って、投資家の利益など全く考えておらず、自分たちがいかに儲けを大きくするか、そんな事しか眼中になかったと思われます。

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(愛称 US4ストラテジー)



好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース(US4ストラテジー)のコストなどの概要


購入手数料は最大で3.78%、ノーロード(購入手数料なし)で販売している証券会社もありますので、どうしても購入したい場合は、対象の証券会社を利用する方が良いと思います。

購入単位:1万円以上1円単位
購入手数料:上限3.78%(税込み)
信託報酬年率1.8844%(税込み)
信託財産留保額:0.3%
分配金の取扱:年12回
償還日:2018年10月24日(設定日 2013年10月25日)
運用:損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社


信託報酬が毎年約1.88%にもなる、非常に高コスト体質の投資信託です。来年には償還されて運用が中止になりそうな気配の運用成績でありますが、仮に設定より5年間保有し続けたら、信託報酬だけで元本の9%以上が削り取られることになります。このようなものは投資とはとても言い難いです。



好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコースの購入先

購入手数料は証券会社で大きく変わってくるため、注意が必要です。下記、購入できる代表的な証券会社を上げておきます。購入したい人はどうぞ。(ここ以外は3.78%取られる可能性が有ります)

手数料なしで購入できる先SBI証券楽天証券カブドットコム証券


 



みなさまにお願い当サイトが参考になりましたら、ぜひブックマークやいいねをお願い致します!
★当サイト限定企画スタート★
SBI証券



メインメニュー

投資信託と分配金に関するQ&Aコーナー

目からウロコ・当サイト人気のコラム集

分配金のもらい方