アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)の評価・解説(その2)


アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)の評価、その1の続きです


 


アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)の概要

アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)は、

①主に欧州のハイ・イールド債券への投資で得られる配当収入
豪ドルへの為替取引による金利差収入、為替差損



を収益の柱としている投資信託です。ハイリスクなハイ・イールド債券(くず債券)だけでなく、ギャンブルに近い為替取引も組み込んだ非常にリスクの高い投資信託となっています。

本ファンドは、購入時には最大で3.78%の手数料を支払う必要があります。ランニングコストである信託報酬も毎年約1.7608%も必要になる、超高コスト体質の投資信託です。

更に2013年中旬から配当金を倍増させ、利回りが急上昇しています。その結果、高い利回りに目を奪われた投資家が群がる事で、純資産が急増している傾向にあります。注意が必要と感じます。


購入単位:販売会社が定める単位
購入手数料:上限3.78%(税込み)
信託報酬:年率1.7608%(税込み)(運用管理費用込)
信託財産留保額:0.1%
分配金の取扱:年12回

資産構成   
  欧州のハイイールド債券 :95.81%   
  その他資産、現金等  :4.19%

償還日:平成33年4月8日(設定日 平成23年10月27日)
運用:アムンディ・ジャパン株式会社

運用成績




アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)の評価と管理人の感想

アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)の収益源ですが、交付目論見書を確認すると、下記のようになっています。

本ファンドで最初に気付くポイントとして、超ハイリスクである欧州のハイ・イールド債券を組み込んでいるところでしょうか

ハイ・イールド債券について良く分からないという方は、「ハイイールド債券に魅力なんてあるのか?」を先にご覧になってください。




本ファンドのハイ・イールド債券の組み込み内容を確認すると、ほぼ投機的格付け債券で形成されており、全体の4%近くはクズ中のクズであるデフォルト中の債券まで買い付けられています




これだけでも、投資ではなく投機的なギャンブルなのですが、さらに豪ドルを使った為替取引まで行われています。 豪ドルは過去に50%近い暴落が発生していますからね

為替相場の予測なんて出来る訳がありませんから、余計なリスクを背負う取引がもう1つ増えてしまっているのです。




実際に、豪ドルの為替相場が、年間のファンド収益率に与えた影響を確認してみましょう。2014年の成績なんて、たったの5%です。為替取引が運用成績に多大な影響を示している訳でもなく、今後大きくマイナスの影響を与える可能性も充分にあります。

上記の成績を見ると2012年に約25%近い運用益が出ていますが、これはハイ・イールド債券の運用結果になります。実は、2012年には欧州のスペインで経済危機が発生したため利回りが急上昇した結果だと推測できます。




誰も教えてくれない、ハイ・イールド債券の本当の見通しでも説明していますが、ハイ・イールド債券の利回りはその後低下傾向になったため、全体として成績が下がってきているようですね。

ハイ・イールド債券に投資しているだけあり、運用成績は高い値を維持していますが、デフォルトする可能性が高い債券にわざわざリスクを取って投資をする事自体を、管理人として推薦できません。本来、債券は運用益よりも安全性を重要視するべきですからね。

(分散投資としての一部だったり、あくまで消えてなくなっても良いくらいの余剰資金を用いての投資である場合は除く)

そこで、管理人としては一つの参考例として、次の2パターンを採用しても良いのかなと考えています。

安全性を追求した外国債券に投資をするならば、先進国の良質なインデックスファンドである「SMT グローバル債券インデックス・オープン」を採用します。

本ファンドは2013年5月に、1回だけ20円の分配金を出していますが、それ以外で常に無配当で自動的に再投資されているために運用益のさらなる向上が見込まれます。ただし、これだと安全性が高まった分、下記のように少々運用益で見劣りするかもしれません。




そこで、安全性を高めつつ、程よいリスクを取る「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を採用するのも、1つの手だと思います。

このファンドは、世界の株式と債券に50:50の基本投資比率で投資を行う、良質なファンドです。このファンドであれば同等のリスクとリターンを得る事が出来ます。

(ハイイールド債券と、一般の先進国債券と、株式なども組み入れたセゾン投信は、本来比較するものではありませんが、ここではあえて比較してみることで、ハイイールド債券投信と言っても、リスクの割に対したことないじゃないか、という点を際立たせています)



※購入手数料は、ノーロード投資信託として購入できることが前提


結局は良質なファンドで、どこまでリスクを取るのかという事になる訳ですが、分配金のように取り崩したい場合は、出来るだけ価格の振れが小さい投資対象を選んだ方が良いのかなとも思います。

なお、セゾンのファンドはSBI証券で販売されていませんので、定期解約サービスは受けられません。お金が必要な時に、都度解約して取り崩すことが必要になります。

セゾンのようなバランス型の良質のファンドで、SBI証券の投資信託・定期解約サービスを受けたい場合は、世界経済インデックスファンドが良いでしょうね。



アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(豪ドルコース)の購入先

購入手数料は証券会社で大きく変わってくるため、注意が必要ですね。下記に、購入できる代表的な証券会社を上げておきます。購入したい人はどうぞ。

手数料3.78%  :  野村證券

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