豪ドル(オーストラリアドル)の為替取引、リスクなどについて

毎月分配型の投資信託の為替取引に良く利用される通貨として、「豪ドル(オーストラリアドル)」があります。豪ドル(オーストラリアドル)を採用した場合の、証券会社が話してくれない本当のリスクについて分かり易く解説したいと思います。

為替取引について、そもそも理解が足りない!!というお方は「為替取引とは」を最初に熟読する事をお勧め致します。



豪ドルを採用する事による金利差収入をチェック

まず豪ドルを採用する事による金利差収入(プレミアム)を確認しましょう。下記を見ると、豪ドルを採用した際の金利差収入は2.5%、(2014年2月末時点)。

他の超高金利通貨に比べると少々、小さく見えるかもしれませんが、日本の超低金利を思い出してみると充分な金利水準かも知れません。

でも、ブラジルレアルトルコリラに比べて金利が小さい分、リスクも小さいのでしょうか?


野村米国ハイ・イールド債券投信、交付目論見書より抜粋)



豪ドルを採用する事による為替変動リスクをチェック

次に豪ドル(オーストラリアドル)の為替変動リスクの度合いを確認しましょう。

下記のグラフより 為替変動の年率リスクは15.0%、対円で約30%以上もの最大損失が発生する可能性が十分にあるよ!!と言う事です。

超高金利通貨よりも低い金利だから、リスクも小さいと思われがちですが、為替変動を確認してみると充分に大きな変動があるようですね。このような視点からもご自身でご確認される事を管理人はお勧め致します。




実際に過去12年間の為替相場チャートを見てみましょう。実際に発生した過去の暴落を見ると、最大で約47%の下落、ほとんど半分になってます。

一見、上昇傾向があるような通貨に見えますが、暴落が発生すると半端ない下落が発生します

メリットばかりに目をやらないで、最悪の事態に何が起きるか想定し、それが発生しても自分自身で理解し納得できないのであれば、その投資をやるべきではありません。



豪ドルの為替取引の総まとめ

豪ドルの金利差収入は約2.5%、為替相場による最大下落は約47%程度(というか47%以上の損失も充分にあり得る)という事が分かりました。

という事は、毎月分配型投資信託の一般的な運用期間である5年程度豪ドルを運用して、大きな為替相場の変動による暴落が発生すると、利益なんて簡単に吹っ飛びます。為替相場の変動による損益が尋常ないレベルで発生しそうですね。

更に、下記のチャートのように金利は下落傾向ですから、金利差収入のパフォーマンスも低下しそうな事を想像すると、現実はもっと酷いかもしれないです。

結局、想定を超えた損失、ダメージを受ける可能性が高いという事。運任せで大暴落しない方に掛けてお金を託す行為をするのであれば、それはギャンブル、投機です。




一見高い金利に見えても、金利差は必ず為替相場の変動によって相殺されます。という事は、期待されるリターンは日本円と変わらないという事です。

(豪ドルにおいては、直近の2年くらいは、金利差と為替相場の調整が働いておらず、説明がつきかねますが。)

こんな話は金融機関は決して教えてくれません。通貨選択型投資信託を買う場合は、ぜひこの不都合な事実を、頭に入れておいてくださいね!


 
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