DIAM新興資源国債券ファンドの問題点を指摘

本ページは、DIAM新興資源国債券ファンドの感想のページの続きになります。本ページから当サイトにお越しいただいた方は、最初に下記をご覧頂いた方が分かりやすいです。ファンドの基本情報なども、前ページに掲載しています。

みずほ銀行の「ラッキークローバー」に投資価値無し



 


DIAM新興資源国債券ファンドの分配金は、過剰と判断

では DIAM新興資源国債券ファンド(愛称:ラッキークローバー)の分配履歴からチェックします。過去3年間の分配金の傾向を見ると、徐々に分配額を増額しているようです。

2014年の12月には160円という多額の分配金を出しているようです。分配金が増加する時点で怪しいと思う訳ですが、債券で月に80円の分配金は高すぎると感じます。

DIAM新興資源国債券ファンドの分配金と利回りの推移


分配金を徐々に増額した事によって、分配金の利回りも徐々に上昇しています。2015年3月時点の分配金利回りは12%と、債券型の投資信託という事を考慮すると、異常に高い水準です。

利回り水準を見て、高いか低いか見た瞬間に分かるようにならないと、カモ向けの金融商品を買わされる羽目になります。

ただし、直近1年(2014/3~2015/3)だけ取り出してみると、債券からの収入以外、債券価格の上昇や為替の影響もあり、運用利回りは14%程度になります。

DIAM新興資源国債券ファンドの基準価額の推移


当期間の分配金利回りは12%と非常に高い水準ですが、運用成績が良いために、基準価額がごく僅かですか上昇しています。基準価額が下落しないという意味で考えると、分配金は健全と判断してしまうかと思いますが、別の観点でも中身をしっかり調べないと、本当の姿は分かりません。



投資先債券からの金利収入では、分配金は維持できない

DIAM新興資源国債券ファンドの投資対象は、下記の通りです。国別通貨で見るとメキシコが過半数となっており、インドネシアも含めると全体の8割近くを2か国で占める事になります。

国債に投資する事もあり、債券の格付は高い水準になっています。新興国の国債とは言え、BBB格付が中心になると思いきや、想像以上に高い信用度の債券で占めているようです。

(今気づいたんですが、インドって、資源国と言えるんでしょうかね???)

DIAM新興資源国債券ファンドの通貨別構成比と格付け


で、上記のような、リスクを取る新興国ながらも比較的格付けが良い事も影響してか、全体としての債券の金利収入(最終利回り)は、6%程度になりますね。

当然、分配金利回りの半分程度しかありませんから、この差額の分は、あなたの投資原資を取り崩して、支払われている可能性が高くなります。そのようなものは投資とは言えず、実にバカバカしいと言わざるを得ないです。

投資先債券の最終利回り


実際に分配金の内訳を見てみようと思いましたが、なんとこのファンド、実にケシカラヌことに、運用報告書を見ても掲載されていませんでした。非常に多くの毎月分配型投資信託の資料を見て来ましたが、初めてです。非常に、不親切です。

仕方が無いので、損益一覧表を見て、判断をする事にします。ちょっと見にくいですが、下記の表の赤い部分をご覧ください。

配当等収益よりも、収益分配金が圧倒的に多く、明らかに安定的な債券からの収益でまかないきれていないのが、お分かりになると思います。

DIAM新興資源国債券ファンドの損益の状況


さらに、青く囲んだ部分もご覧ください。過去の運用益の積立でもある、分配準備積立金がすでに存在しない状態であり、過剰分配を行うたびに、我々の投資資金が払い戻しされる状況になる訳です。呆れた状況だと言えます。

ところで前ページにて、こんな投資信託に投資をするくらいならば、SMT新興国債券インデックスオープンにでも投資しておいたほうがはるかにマシであることを書きましたが、もう1つ、代替えになる投資信託がありました。

カモにならないための分配金のもらい方でご紹介している、新興国債券に投資するETFがそれです。名称は上場インデックスファンド新興国債券で、コストの安いネット証券で、簡単に買い付けることが可能です。

コストが断然安いですし、毎月分配型のETFなので、分配金をどうしても必要とする人に最適です。ただし、だからと言って同じ資産に対して大金を突っ込むのは止めましょうね。




 

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