高金利先進国債券オープンの基準価額は下がるぞ

本ページは、主として投資の上級者さん向けとなります。投資初心者の方は、下記をご覧頂いた方が分かりやすいです。ファンドの基本情報なども、前ページに掲載しています。

高金利先進国債券オープン(毎月分配型)の口コミ評価(投資初心者さん向け)



 


まず、高金利先進国債券オープンの分配実態を把握しよう

それでは 高金利先進国債券オープンの分配履歴からチェックしていきましょう。
 高金利先進国債券オープン(月桂樹)の分配履歴と分配金利回りの推移

分配金額ですが、ここ3年程は70円の分配額になっているようです。過去を遡って調べてみると設立から徐々に増額して行き現在の水準になっているようです。ただし分配準備金も、ほぼ底を尽いていますから今後は分配金を減額する可能性がありますね。

分配金の利回りですが、投資信託が投資している先の債券は非常に信用度が高いですから(後述)、通常なら利回りは低くなります。ですが現在の分配金利回りは10%近くあり、明らかに過剰だと判断できます。

そもそも株式の平均的な利回り(株価上昇含む)7%を軽く超える利回りを債券で実現できる事自体、出来るわけがないじゃないですか!

なお補足すると、過去1年間(2013/11~2014/11)の、債券からの金利収入+債券自体の価格上昇の合計の運用成績から考えると、分配金の金額は健全な状態です。

直近1年間の価格上昇含めた運用利回りは14%ですが、分配金の利回りは11%と少々低めですから、基準価額は上昇しています。

しかし、為替と債券価格の上昇がプラスに働いているだけですから、分配金の内訳はしっかりと把握しておく事が重要です。そこからこの、高金利先進国債券オープン(月桂樹)の基準価額の今後の見通しが透けて見えてきます。



高金利先進国債券オープンの投資対象を今一度確認してみる

高金利先進国債券オープン(毎月分配型)の特徴は、何と言っても信用度の非常に高い債券に投資している点でしょう。

下記を見ると分かるように、投資適格債券のAA格以上の債券を投資対象に選んでいます。ハイ・イールド債券や、想像を絶するクズ債券に比べると何とも安心感がありますね。

高金利先進国債券オープン(月桂樹)の投資先債券の格付けなどの状況


意外だったのですが組み入れている銘柄の国は5つに絞り込んでいるようです。大雑把に見て均等に配分しているようです。

高金利先進国債券オープン(月桂樹)の債券国別投資比率



高金利先進国債券オープンの基準価額の運命は?

さて信用度の高い債券を扱うと、当然ながら利回りは低くなります。下記をご覧いただくとお分かりだと思いますが、年率で2.58%程度しかない訳です。債券からの収入って、この程度なのです。

債券の平均最終利回り


問題は、投資信託の信託報酬が非常に高い点です。年率1.3%ですから債券の利回りのちょうど半分も取られます。実際に直近1カ月間の変動要因を見てみると、確かに債券収入の半分程度は信託報酬等の経費で消し飛んでいる状況です

高金利先進国債券オープン(月桂樹)の基準価額変動の要因


分配金に回せる分配原資が、かなり少なくなっているのですが、投資信託としての分配金はかなりの額を出していますね。どの程度、過剰分配になっているか調べてみましょう。分配原資の内訳を調べてみると、分配金に対して債券の収入が占める割合は24%しかありません。

高金利先進国債券オープン(月桂樹)の分配原資の内訳


さらに、かなりの過剰分配の影響で運用資金の積立金である分配準備積立金も、ほとんど底を付いているような状況ですね。

高金利先進国債券オープン(月桂樹)の分配準備積立金の状況


何も無いところから分配金が出るはずがありませんから、今後、よっぽどの債券価格の上昇か為替がとてつもなく円安に動かない限り、今の タコ足分配を続けていたら、基準価額は下がる一方になることが予測されますね。


 

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