オプション取引と為替取引を組み込んだ全部盛り投資信託の運用成績が残念

本ページは、人気の投信の成績が実は相当にヘボい、と言う記事の続きのページになります。どういうわけかこのページから辿り着いた人は、上記リンクから、最初のページに飛んでいただいて、お読みになって下さい。

さて、早速続けましょう。金融関係者が自信を持って販売する商品は、まさにコレでしょう。オプション取引為替取引の両方を組み込んだ金融商品です。

例えば販売資料の良い例は下記のような代物ですね。なんだか内容が良く分からなくても、綺麗な販売資料を見ると夢を抱いてしまいますね。




さて我々に夢を見させてくれる投資信託の実力を、しっかりと見て行きましょうか!



 



世界のREIT + 複雑な運用手法

●グローバルリートの2つの例

好配当グローバルREITプレミアム・ファンド通貨セレクトコース
グローバル・リート・トリプル・プレミアム・ファンド(毎月分配型)

上記の2つの投資信託は、世界のREITに投資を行っています。そこで代替案として同様に世界のREIT(先進国及び新興国市場)に分散投資を行っているインデックス型投資信託「EXE-i グローバルREITファンド」と運用成績を比較してみましょう。

グローバルリート2種類の運用成績


現時点ではインデックス運用型の投資信託が勝利していますね。投資信託は本来長期で見ないといけませんが、複雑な仕組みの人気の投信はとんでもないコストを我々から取っているのですから、インデックスファンドごときに、一時たりとも負けてはならないのです

見ていて感じるのは、やはり色々と運用手法を組み合わせると、価格の変動も大きくなりますね。本来なら複数の投資対象に投資すると、価格のブレなどは小さくなるはずですが、どうもそいういうわけではなさそうです。運用成績が改善する訳ではないというのが、やはりもっとも遺憾な点ですね。


楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型

楽天USリート・トリプルエンジンは、主にアメリカのREITに投資を行います。残念ながらアメリカのREIT集中投資を行っているインデックス型の投資信託が見当たりませんから、今回はアメリカ含む先進国全体のREITに投資を行う「SMT グローバルREITインデックス・オープン」を選定致しました。(このあたり、無理やりですが)

楽天USリートトリプルエンジン・レアルの成績


結果を見ると勝ったり負けたりと、ほぼ同等の成績のように見受けられますね。というか、大体一貫してインデックスファンドの方が良い成績に見えます。


アジア・エクイティ・インカム・ファンド(毎月分配型)

アジアを主体に投資をしている投資信託ですから、代替案としてアジア新興国に投資するインデックス型の投資信託「SMT アジア新興国株式インデックス・オープン」と運用成績を比較してみましょう。




インデックス型投資信託の圧倒的勝利ですね。これを見ると、投資しようとは思わないです。 たった2件ですが、どちらも人気が高い投資信託です。これだけで何が分かる??というご意見もあるかと思いますけどね。

今後長期的に圧勝していなければ、価値ないですね。だって、手数料も馬鹿みたいに高額で取られる訳ですからね。



世界の株式 + 複雑な運用手法

野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクトコース)毎月分配型

野村グローバル高配当株プレミアムは全世界の株式に投資を行いますから、代替するインデックス型投資信託として「eMAXIS全世界株式インデックス」を提案します。こちらのインデックス型投資信託も、全世界の株式に投資を行うものです。




大差でインデックス運用型投資信託の勝利です! いちいち「プレミアム」な高配当銘柄を野村側に選んでいただいて、通貨を「セレクト」などしなくても、全世界の株式に広くシンプルに分散投資するだけで、人気が高い(&コストがめっちゃ高い)ファンドなどは買う必要など全くないって事ですね。



米国株式+複雑な運用手法

好配当米国株式プレミアム・ファンド通貨セレクト・プレミアムコース
ダイワ米国株ストラテジーα(通貨選択型)-トリプルリターンズ

最後にチェックするのは米国株式に投資を行う投資信託です。代替案としては、「i-mizuho 米国株式インデックス」ですね。米国株式に投資を行うインデックス型の投資信託です。さて運用成績を比較してみましょう。




これまたインデックス型の投資信託の勝利ですね。オプション取引と為替取引など、色々な取引をやろうが、驚くような運用成績がただき出せる訳ではない事が、よく分かったかと思います。成績が悪いうえに、値動きの変動が大きくて、これは疲れますね、恐らく。



複雑な運用手法には、利用価値が無い事が判明した件

近年流行のオプション取引や為替取引を利用した人気の高い投資信託を精査して来ましたが、複雑な運用手法を取り入れても優位性が、ほぼ無いという事が判明しました。

もちろん、世の中にはオプション取引や為替取引で成果を上げている運用者も、いらっしゃると思います。

ですが我々、一般市民が投資するような投資信託の運用者では、そのような超一流の成績をそう簡単には残せないと言う事ですね。

だめじゃん


まとめますと、

・人気がある複雑な投資信託の運用成績は勝てなくてヘボい
・価格の変動幅が大きくて保有していると(たぶん)疲れる

・そんな投資信託なのにコストはとんでもなく高い
・結局、あなたの投資はなんか変じゃないのかな???



という事でありまして、投資信託を買うなんてことをする前に、もうちょっと本でも読んで頂いて、きちんと投資の勉強をしましょうね!

証券会社の営業マンに話を聞いて勉強する、ってのは論外です。典型的な、「鴨が葱を背負ってノコノコ歩いて来る」って世界ですから。




 




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