東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン・極めて優秀な小型株ファンド

(2018年9月時点)

日本株に投資する投資信託としては圧倒的な好成績を叩き出しており、日経平均などの日本株の平均的な数値をはるかに上回るリターンのアクティブファンド。コストの高さを正当化できるほどの凄さであり、素直にこれは評価したい。ただし、だからと言って人に言われるままにホイホイと買ってはならない。東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンを推奨してくる証券会社の強引な営業にも注意。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン


  • 運用目標たる参考指標をはるかに上回る素晴らしい運用成績
  • 分配金の出し方にも問題は無し
  • コストが高いが、それを正当化するリターンなので文句は言えない
  • これを推奨してくる三菱UFJモルガンスタンレー証券にだけは気をつけよ


 


2018年にぶっ飛んで成績が上昇、圧倒的な好成績に


ここ数年の大相場で、日本の代表的な株式指数であるTOPIXや日経平均株価を圧倒的に上回る優れた運用リターンを叩き出すアクティブファンドが、いくつも登場しています。

例えば、皆さんの中にもご存知の人も多いと思われるひふみ投信も、その代表格です。しかし、そのひふみ投信をもはるかに凌駕するような投資信託も、いくつか存在します。本ページで紹介する東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンも、そんな優秀なアクティブ運用の投資信託です。

まずは下記をご覧ください。東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの参考指数でもある、TOPIXに連動するインデックスファンドのSMT TOPIXインデックス・オープンも含めて、ここ3年間の運用リターンを比較してみました。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは、投資信託の評価会社であるモーニングスターのカテゴリーでは「国内小型グロース株」に分類されるので、その分類平均もあわせて表示しています。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの運用成績


ご覧の通り、参考指数のTOPIXに連動するインデックスファンドに対して、5年の年率リターンでもダブルスコア以上の圧倒的な好成績ですし、ご存知のひふみ投信に対しても、3年でダブルスコア状態です。カテゴリー平均に対しても、ここ1年で比較にならないほどの大差をつけています。

とりわけ目を惹くのが、上昇が一服してむしろやや下落している、2018年前半の投資成績です。TOPIXにせよ国内小型グロース株の平均値にせよ、かなりの伸び悩みを見せている中、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは飛びぬけて上昇しており、他を大きく引き離しています。

上位に組み入れた銘柄が上昇に寄与したようで、銘柄の選定眼が素晴らしかったと言いう事になりますね。アクティブファンドとしての面目躍如といったところです。以下は、組み入れ上位10銘柄です。全部でも33銘柄にしか投資しておらず、アクティブファンドの中でも極めて集中投資となっています。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの組み入れ上位10銘柄


なお、2018年9月時点で、スルガ銀行問題が発生した関係から、不正を働いていた不動産業者への風当たりが強くなっています。組み入れ上位のシノケングループの株価も暴落しており、9月以降のファンドの運用成績がどのようになるのか、注目でもあります。



毎期の分配金は、ほぼ妥当な数値


東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは、以下のように国内の小型株に対して投資をしています。小型株への投資は、とにかく株価の成長を期待しますから、投資信託の分配金を目当てに東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンに投資をするのは、少々間違いだという事になります。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの投資先市場


東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは年に2回の決算が有り、その都度、200円程度の分配金を出しています。しかし、分配金利回りは2%弱ですから、妥当な範囲だと思います。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの分配金利回り


分配金目当てに投資をする訳ではありませんから、いちいち分配をされると、それに対して取られる2割の税金分が無駄になります。できればファンド内で再投資して頂いて、より基準価額の上昇に寄与して頂きたいと思うのですが・・・。



純資産の集まり方が非常に不自然、というか酷い


ところで、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの純資産総額の推移を見ていると、実に酷いなと、ため息が出ます。投資信託の設定された2013年に運用実績が無いにもかかわらず、何と一瞬で資金が集まって純資産は125億円を突破しています(下記青枠)。

恐らくですが、この投資信託の主力の販売会社である三菱UFJモルガン・スタンレー証券が、カモになる投資家に対して、無理やり売りつけたのではないかと想像します。

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの純資産総額


そして1年も経たないうちに更に他の投資信託を売りつけて乗り換えをさせて、わずかな期間で純資産は急激に減るといった事になっているのでしょう。

こんな事をされたのでは、投資信託を運用する側(運用会社やファンドマネージャー)からしたら、たまったものではありません。投資したい企業が有っても、猛烈な解約が殺到して、逆に株を売らなくてはならなくなるのですから・・・。

そして数年の月日が流れ、ファンドマネージャーの努力が報われて東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの基準価額が上昇して、TOPIXを大きく上回る成果を出してきたタイミングを見て、再び三菱UFJモルガン・スタンレー証券が新たなるカモ投資家に向けて、販売を始めたという事だと思います(上記赤枠)。

三菱UFJモルガンスタンレー証券の投資信託の売れ筋ランキング


実際、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の投資信託の売れ筋ランキングを見ると、2018年8月1日~8月31日の月間で、東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは2位となっており、非常に売れている事が分かります。(上記のグローバル・フィンテック株式ファンドの評価については、リンク先をご確認下さい)

しかしながら、相場の天井圏をも思わせるような大変な高値圏でこの投資信託に飛び乗るようにして購入してしまったカモ投資家の皆さんは、今後、きちんと利益確定する事ができるのでしょうか?

東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの賢い投資タイミング


本来ならば、上記の青枠のところで、この投資信託の運用実績を確認しながら、相場が急に下げたところで少しずつ購入をして、その後に上昇したのを我慢して持ち続け、赤枠のようなところで利確タイミングを図りながら分割して撤収していくのがマトモな投資のやり方ではないかと思います。

多くの皆様は、逆に赤枠のようなところで買いまくっている訳で、これはもう、典型的にカモにされているとしか思えないところが、極めてお気の毒さまでございます。(ただし、将来さらに株価が上がるかもしれません。当サイト管理人にも、先を読む力などありません。)

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、高齢でお金をたくさん持っているファイナンシャルリテラシーの低い人に対して、凄まじい営業攻勢をかけて、金を巻き上げる事で有名です。当サイトにも、かつて以下のような相談が寄せられています。

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78歳の母に三菱UFJモルガンスタンレー証券が2300万も投資信託を売りつけ
高齢者に多額の投資信託を売りつける三菱UFJモルガンスタンレー証券


東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンを自分の意志で買おうが、証券会社からそそのかされて買おうが、投資は常に自己責任です。東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンは非常に良い投資信託ではありますが、だからといって、むやみやたらに買うような事はしてはいけません。



東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンの基本情報と購入先


購入手数料上限2.0%(税抜き)
信託報酬年率1.44%(税抜き)
信託財産留保額:なし
償還日:2023年1月18日(設定・2013年4月25日)
運用:東京海上アセットマネジメント株式会社


購入時に2%の手数料が必要になる点は、仕方が無いとは言え、残念です。ネット証券ではSBI証券楽天証券マネックス証券で取り扱いがあり、やはり2%の手数料がかかります。

少しでもコスト負担を軽くして東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープンに投資をしたい場合は、楽天証券を活用して、楽天ポイントのメリットを最大限に享受すると良いでしょう。

詳しくは、楽天スーパーポイントを30年間で160万円分貯めて、複利効果で370万円の資産を作り出す作戦のページを参考にして下さい。


 



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